サイレンス
今年は色々と新しい分野にも挑戦しましたが、オペラの字幕原稿を初めて担当した公演が年明けに控えています。
川端康成の短編『無言』を原作とし、今年の2月に世界初演されたばかりの新作なのですが、
作曲があのアレクサンドラ・デスプラです。
この他にも『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』とか『真珠の耳飾りの少女』とか『英国王のスピーチ』とか、皆さん一度は絶対彼の曲を耳にしているはず、そんな「フランスのジョン・ウィリアムズ」が初めて書いたオペラというのがこの作品。
個人的に、上にトレイラーを貼った『グランド・ブダペスト・ホテル』が大好きで、この話を頂いたときは狂喜乱舞しました。さらに、今回来日公演のキャストは初演とは変わるのですが、その中にリヨン高等音楽院の同期であるバリトン歌手のロマン・ボックラーの名前を見つけ、更に喜び倍増。ほぼ10年ぶりの再会を前に心躍る年末です。ぜひ皆様に足を運んで頂きたいと思います。