ストラスブール音楽院で学ばれ、帰国後は現代音楽のスペシャリストとして活躍される染田真実子さんに、新作を初演して頂く事になりました。
増本伎供子さんの作品は、以前アンサンブル室町で指揮したことがあり、桑原ゆうさんは4plusでの委嘱初演コンサートの時にご一緒して以来、再び同じ舞台で作品を発表いたします。
拙作《ことわざ》は、村上春樹氏の関西弁で書かれた超短編小説にインスパイアされた、メロドラマ(朗読入り)を伴う前奏曲とフーガです。モダンチェンバロではなくヒストリカルチェンバロでの演奏ということで、バロック時代の音楽形式を踏襲したベースに、関西弁ネイティブの染田さんによるコミカルな弾き語りがどう乗るかが今から楽しみです。