オペラ「景虎(仮題)」コンペ
新潟の妙高市文化ホールの開館35周年記念事業として、当地の戦国武将、上杉景虎をテーマとした新作オペラのコンペティションがあり、応募したのですが・・・
受かりました。
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ちょっと話が脱線します。
実は昨年、某大学の作曲科をこっそり受験していました。
というのも、作曲はこれまで独学でやって来たので、やはり一度は高等教育機関で指導を受けたほうが良いのではないかと悩んだ末だったのですが、面接では頭から「君、指揮科出身みたいだけど・・・ここは作曲科だよ?」と冷ややかなコメントから開始。
それでも兎も角、志望動機であるとか、入ったら何を学びたいかなどの質問に答えていく中で、
「在学期間をかけて1本オペラを書こうと思う」
と真顔で言った後の、面接官の先生方の何とも言えない表情は恐らく一生忘れないでしょう。
もしかしたらオペラというジャンルが、現代音楽の人たちの中ではもうアナクロなのかも知れません。
でも、私は詩と演劇が好きなので、このジャンルから離れられない。もっと言えば、オペラに携わっていなかったらとうの昔に音楽はやめていた。
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この通知を受け取った夜、故・若杉弘氏の夢を見ました。
彼がいなければ、この道に進むこともなかっただろうし、きっと、音楽家にもなれなかっただろうと思います。
天国の彼が、喜んでくれるであろうことを願って。