第2回装飾講習会終了
ダ・カーポアリアの変奏・装飾の作り方について、2日間の講習会が終了しました。大体の流れについてご紹介すると:
1日目
2つの音程の間の装飾の仕方
(ディミニューションの基礎)
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旋律とバスの音程関係のルール
(対位法の基礎)
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既存のメロディを単純化する
(和声構造の抽出)
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出来上がった骨格からの新たな肉付け
(元旋律に縛られない変奏の作成)
2日目
アポジャトゥーラ(倚音)の使い方
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トリル等、一般的な装飾音の解説
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歌詞の変奏への当て方、表現内容に即した使用法
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歴史的資料を参考に、より洗練された変奏の作成を目指す
という感じで進行します。特に、骨格(和声構造)の抽出は、過去の参加者の方々から、今まで欠けていた新たな視点が拓けたと、大変好評です。
まだまだご要望が多いので、第3回も同内容で開講予定です。12月中旬を予定しておりますので、ご案内をお待ち下さい。