示導動機(ライトモティーフ)
ワーグナー、特に《ニーベルングの指環》四部作では、この”Leitmotiv”が、何十という数でそれぞれ役割を担いながら展開していきます。歌っている歌詞・内容に応じてそれがバックで流れる、というスタンダードな使い方に留まらず、語っていることと裏腹な内容を表したり、或いはオーケストラだけの場所で、舞台上の人物の感情を暗示したり、様々に活用されているので、聴く方もある程度それを頭に入れていると、より立体的に劇が楽しめます。
新国立劇場音楽監督で、今年から始まったチクルス指揮者の飯守泰次郎が、《ラインの黄金》内の主要な動機を解りやすく解説しています。鑑賞の手引きにどうぞ。劇場の公演ページはこちら:
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/dasrheingold/