ご挨拶

皆様、初めまして。

2011年に5年間に渡るフランス留学から帰国以来、新国立劇場を中心としてオペラのスタッフ、チェンバロ演奏に作曲と様々な活動を繰り広げてきました。

バッハやモーツァルトの時代から、マーラーやR.シュトラウスに至るまで、音楽家は「指揮」「演奏」「作曲」の三分野を体現して初めて十全である、と考えられてきました。しかし、専門化と分野の細分化が進んだ今日では、ともすれば「何でも屋」は一段低く（或いは怪しげな存在として）見られてしまいかねません。

その中にあって、自分のアイデンティティを高く保つためにも、敢えて私はこの「三位一体」に挑戦する人生を選ぶことにしました。脳内の作品を書き表し、立ち上がらせ、音として具現化する。そこまでのプロセス全てに責任を持つ。

その長い挑戦の記録（Life-log）として、このサイトを立ち上げました。どうぞ末永くお見守り下さい！

2015年秋
根本卓也　拝