明治大学文学部レクチャー

明治大学文学部レクチャー

明治大学文学部長で、哲学者の合田正人さんとは、ご子息が中高の後輩ということもあり10代の頃から折に触れてお話をさせて頂いておりましたが、この度、彼のプロデュースによる「対談&レクチャーコンサート」という企画に参加しました。

【明治大学文学部主催】音楽家・根本卓也氏による公演を公開いたしました
対談「音楽と哲学」

演奏付きレクチャー「フーガという形式」

対談の方では、「リズムの哲学」というテーマが出てきて、極めて関心をそそられました。その後いくつかこれについて書かれた本を読みましたが、音楽家の考える「リズム」とは全然次元の違う議論がなされている事に驚きます。

レクチャーの方では、パウル・ツェランの『死のフーガ』を出発点に、「フーガ」というものについて、基礎的な知識があった方が、文学・哲学的な文脈でこの語が用いられてるときもイメージが明瞭になるのではないか……という視点からの解説です。最後にバッハの《6声のリチェルカーレ》を演奏していますが、こちらは1月のリサイタルでも演奏します。