アルチーナ、Floris Visser

アルチーナ、Floris Visser

3年に1度の、二期会新人公演、ニュー・ウェーブオペラ劇場の次回演目は再び鈴木秀美氏の指揮によるヘンデルの《アルチーナ》と決まりました。前回の《ジューリオ・チェーザレ》に引き続き、バロックオペラを古楽器のオーケストラで上演するわけですが、今回はフローリス・ヴィッサー氏というオランダの演出家に舞台が託されます。

先日、彼が来日して演出コンセプトのプレゼンテーション及びキャストへの演出ワークショップがありました。

内容については当然ここで明かすわけには参りませんが、演出プランの説明の明晰さと一貫性、そして何より声楽への理解の深さに度肝を抜かれました。彼のHPによると:

小学校の頃からピアニスト・歌手・俳優としての訓練を受ける。ギムナジウム終了後はマーストリヒト演劇学校で俳優・演出家としての教育を受け、卒業後はハーグ王立音楽院で声楽の勉強を続ける一方で、同校でドラマトゥルギーの講師として教鞭を執る。

という事で、演劇とクラシック音楽の両方のプロフェッショナルとしてのバックグラウンドを持つ事を知り、納得の行った次第です。現に、上記ワークショップでも、非常に正確なイタリア語の発音で、レチタティーヴォのスピード感を示すために歌ってみせるという、かつて見たことのない光景が繰り広げられました。

また、非常にフィジカルに激しい動きを要求するとも予告していました。例えば下記の動画↓

世界にはすごい才能がいるのだなと、来年スタッフとして関わる私も気が引き締まると共に、立ち稽古の開始が今から大変楽しみです。